相乗積(マージンミックス)等のシミュレーションによる商品予算・目標作成ツール

「AQUBE-PLANNER」

相乗積も含め、POS,在庫,会計等のデータを自由な切り口で分析する
低価格OLAPシステム「AQUBE-OLAP」もご覧ください。

相乗積(マージンミックス)とは?

ドラッグストア、スーパー等の小売業や多品種を扱う卸売業では、 カテゴリーマネージメントの計画フェーズで、「どの商品(カテゴリー)でどれぐらい稼ぐか」の目標設定が重要です。

さらに、チャネル(店舗、顧客等)でブレイクダウンしたプランも必要になります。

それらを試算する手法のひとつが相乗積(マージンミックスとも呼びます)によるシミュレーションです。

もともと「相乗積」とは2つ以上の計算結果を掛け合わせたものを言うのですが、 ビジネスで一般的に用いられる「相乗積」の計算式は
相乗積=商品売上構成比×粗利率 です。この相乗積の式から導かれる結果として、 各商品の「相乗積」の合計が商品全体の粗利率に等しくなります。

上記の式で算出される「相乗積」は、何に使うのか?
典型的な相乗積の使用法は、商品計画のシミュレーションです。
例えば商品全体の粗利率が13%であるのを、20%に上げるには、どの商品(商品群や部門)を 上げていけば良いか?を検討する場合、どうするでしょう?アイテム種類が少なければ アイテム別に考えることは可能です。しかし、1万アイテムあればどうしますか?
相乗積は、このような場面で利用します。上記の例であれば、 大カテゴリー毎の相乗積の合計が20になるように設定していきます。相乗積の合計=全体の粗利率ですから、 相乗積の合計=20なら全体の粗利率が20%になるわけです。
続いて、大カテゴリーの下の中カテゴリーの相乗積の合計が大カテゴリーの相乗積の合計に合うように 試算していきます。場合によっては小カテゴリーや単品の相乗積も試算します。(小カテゴリーや単品の 相乗積は、値がとても小さくなり、実用的ではないケースが多くなります。)※判りやすくするために、商品全体で説明しましたが、実際には部門誤ごと(たとえば、「菓子」「ジュース類」等)で相乗積をシミュレーションし、結合して全体の計画を策定していきます。

相乗積によるシミュレーションは、とても便利であるため、相乗積を使いこなす事が ドラッグストア、スーパーマーケットや多くの商品を扱う卸売業の重要なテクニックになっています。
しかし、この作業は何度も相乗積の計算を繰り返す必要があるため根気がいります。 まして店舗数が多ければ尚更です。

→「AQUBE-PLANNER」は相乗積のシミュレーション作業負荷を大きく軽減します。

カテゴリーマネジメントとは?

多くの商品を販売する場合に、商品をカテゴリー単位で戦略・戦術を策定し管理する手法です。

例えば、500mlのペットボトルのお茶は、単品では「お~いお茶」「伊右衛門」「生茶」・・・等、数種類ありますが、 各々の単品別に販促計画や目標を検討するのではなく、「500mlペットボトルお茶」というようなカテゴリーでまとめて検討します。

「AQUBE-PLANNER」の特徴

「AQUBE-PLANNER」は、商品別予算の作成とカテゴリーマネージメントを支援するツールです。 相乗積だけではなく、それ以外の手法による予算作成も可能です。

  1. フロントエンドはEXCEL+データ分析サーバを使います
  2. 商品分類や月計等で目標値を入力すると、単品,週,日等の下位のレベルに配賦します。
  3. もちろん、単品レベルでの目標値入力も可能です。
  4. 入力された目標値と配賦結果で全体の相乗積、予算合計、粗利率、等を再計算します。
  5. 作成した予算のパレート図を作成します。
    pareto_1.jpg
  6. 前年実績との比較も可能です。
  7. 作成した予算、相乗積と実績の対比も可能です。

パレート図を併用してPDCAサイクル全体で利用して頂くと最大限の効果を発揮します。

製品概要は、こちらからダウンロードして下さい。

AQUBE-PLANNER 導入までの流れ

  1. 問い合わせフォームよりご連絡下さい。
    TEL:06-6809-3377 担当:村崎
  2. 弊社より、導入にあたっての確認事項を電話とメールにてご連絡さしあげます。
  3. 現地調査ならびにデモを実施いたします。
  4. 機能面でカスタマイズの有無を確認。正式金額を見積させて頂き、合意にて成約。
  5. 現地にてセッティング、操作説明
  6. 運用開始、稼働後フォロー